ポルトガル留学記録/いろいろ

ポルトガル留学中のいろいろを書いてます。留学後も関係ないことをちょっとつらつら。

23.島国と大陸の国

 

こんにちは、本屋さんの紙のにおいはどこに行っても同じで安心するなあと感じている今日この頃です。(ポルトガルはなかなか独特な香りがします、私だけそう感じるのでしょうか?しかし、アメリカに住んでいた時も日本とは違った香りがあった気がします。)

 

さて、こないだ歩きながら日本とポルトガルの国の違いとして何があげられるだろうかと考えていました。しかし、それ以前に島国と大陸でとても大きな違いがあるのではないかと思ったんです。

 

・島国

狭いコミュニティで支えあいながら生きてはいるが、生活部分での個人のこだわりはとても強い。

 

・大陸

広く大勢と関わり合いながら生きているため自分のアイデンティティをとても大事にしているが、生活部分でのこだわりはあまりない。

 

上記のことを考えました。なかなか正反対ですよね。日本に住んでいてもわかっていたことではあるのですが、ポルトガルに住み始めてより強くそう思い始めました。

 

 

島国で暮らす場合は、狭い分コミュニティも限られるのでそのコミュニティ事態を他人と共有することでみんなで助け合いながら暮らすことができるということです。例えば、情報の共有などもしやすいですよね。最近の日本では、都会ではあまり見られなくなってきましたが、まだまだ根強くこのやり方が残っていると思います。個人の意思よりも暮らしやすさを優先する。

 

大陸で暮らす場合は、コミュニティはたくさんありますし人口も多い分その多い人数に埋もれないために自分のアイデンティティがとても大事になってくるんだと思います。暮らしやすさよりも生きやすさ、いかに自分が生きるのかを前提に暮らしている気がします。こんな分析しながら生きている人はなかなかいないと思うので、皆さん無意識にそうしているのだと思うのですが。しかし、その分日常生活でのこだわりは少ない気がします。何でもシェアします。ご飯、食器、洗剤、部屋、トイレなど。

 

私は今アパートを借りています。日本でこの言い方をすると、その借りている部屋はキッチンもお風呂も洗濯機もついているような部屋なのかな、と想像すると思います。しかし、ポルトガルでは特に学生がアパートを借りる場合はただ部屋を借りるだけです。ベッドと小さい机などが付いているだけの部屋です。他のキッチンや洗濯機や洗面台はすべて共同です。

 

 

日本ではなかなかないですね。しかし、日常生活でのこだわりは人それぞれですがかなりありますよね。お茶碗一つにしても、底の高さは低めがいいか高めがいいか。タオルの生地はどんなものがいいか。食事はワンプレートではなく小皿を並べる、また並べ方。麦茶やほうじ茶や煎茶などいろんな茶葉を用意している。数えだしたらキリがないですけれど、よく考えると日常生活での日本人のこだわりはすごいのではないかとポルトガルに来てから初めて実感しました。

日本人は社会に出た時になかなか自分の意見を持っていないと言われがちですが、意見を持つ部分が違っているだけなのではないのかと思います。昔は日常生活以外では自分の意見などいらない時代だったのだと思います。

 

 

海外に住んでいると、住んでいる国について知ることが多いことは間違いないのですが日本について違う角度から知ることができるので、新たなことに気づくことも多いです。

 

では、また。

 

 

おまけ

 

授業の前にテストを受けました。ひい~、なかなか大変そうです。授業が始まったらまたその様子についても書きたいなあと思います。

 

では、またまた予想していたものとは程遠いものが出てきたこちらの料理の写真で終わらさせて頂きます。この小さい魚のフライは小イワシです。美味しかったんですけど、豆が多すぎました(笑)

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